スマホやパソコンを長時間使うなど、特に女性に多い肩こりに効くツボ、肩井のご紹介です。
肩井は首を前に曲げたときに、首の付け根のでっぱる骨(第七頸椎)と肩先の真ん中に位置するツボです。特徴としては、ちょっと盛り上がっていて、押すと痛かったり、気持ちよかったりする部分です。肩こりを感じると、自然とそのあたりに手を当てる人も多いのではないでしょうか。
肩井のツボの下には、太めの動脈が走っています。
このツボを刺激することで、頭部や肩の周辺の血流促進に繋がり、頭痛や肩こりの症状を和らげる働きをするのです。
さらに、肩井は歯の痛みや首の痛み、 目の疲労の緩和などにも効果を発揮すると言われています。
肩井の効能の一部をご紹介いたします。
・肩こり
・頭痛
・歯痛
・五十肩
・鬱
・自律神経失調症
1.まず、頭を前に傾けます。
2.次に、後頭部の中央から首、背中にかけて手でたどっていくと、少し出っぱっている骨があるのがわかります。
3.その出っぱり部分と肩の先端を結んだランイの真ん中にあります人差し指と中指を同時肩井に当てて下へ垂直方向に引き降ろすような感じで押します。
ポイントは、グリグリと皮膚を動かしすぎず、肩井を垂直に押すことです。
そして、3秒押して3秒離すといった動作を5~6回繰り返します。
少し痛みが走るかと思いますが、気持ちの良い強さで押せばよいかと思います。
もし、刺激が届かない場合には、押す方向を少し身体の前後に変えてみて、
奥の方に「刺激」が得られる方向を探してみてください。
肩井を押しながら首を回すのも効果的でしょう。
※肩井への急激な刺激は、ときに脳貧血を引き起こすこともあるので、ソフトな刺激から始めましょう。
※力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。
「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。